歯周病疾患のリスク一覧
歯周病のリスク
歯周病の直接の原因はプラークです。
プラークは歯垢(しこう)のことですが、最近は歯周病の怖さが知られてきてプラークコントロールという言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
プラークとは歯垢(口の中の細菌)のことで、全ての人が持っています。
ですが、全ての人に歯周病が発症し、進行するわけではありません。
歯周病を発症・悪化させる要因、リスクファクターについて見ていきましょう。
様々なリスクファクターを知って、対策することは歯周病の予防にもつながります。
日本歯科医師連盟より
歯周病を引き起こす10のリスクファクター
口腔内の不衛生
歯磨きをしないのは論外ですが、適切なブラッシングが出来ていなければ当然プラークはどんどん増えていきます。
細菌が増えることは、歯周病の発症、悪化に直接的に影響してきます。
喫煙
タバコに含まれるニコチンによってプラークが歯により付着しやすくなります。
また口内の免疫力自体もさがります。
タバコは歯周病を発症・進行するだけでなく、喫煙者は歯茎が固くなっており、腫れたり出血しにくく歯周病発見の遅れにもつながります。
>タバコと歯周病の関係~喫煙がもたらす5つの原因|神戸歯周病治療センター
咬合性外傷
噛み合わせが悪かったり、歯並びが悪かったりと歯がグラグラする理由は多くありますが、歯がグラグラして揺れている状態は、歯周病が発症・進行しやすい状態です。
>歯がグラグラする原因~歯周病と咬合制外傷の関係|神戸歯周病治療センター
補綴物の不適合
詰め物やかぶせ物といった補綴物(ほてつぶつ)が、外れたり、そもそもあっていなければ、そのすき間や段差はプラークの絶好の隠れ家となります。
>補綴物の不適合-詰め物・かぶせが歯周病の原因|神戸歯周病治療センター
歯列不正
歯列(歯並び)が悪いことは、様々な影響を及ぼしますが歯周病においても発症・進行させる危険なリスク要因となります。
>歯並びが悪いとこんなに危険!自身で気をつける事|神戸歯周病治療センター
糖尿病(全身疾患)
歯周病だから糖尿病が発症・進行する。
糖尿病だから歯周病が発症・進行する。
どちらも正解です。
したがって、糖尿病で歯周病の場合、お互いに悪化の速度を速めるとても怖い関係となります。
女性ホルモン
女性は出産や生理など、年齢によってまた定期的にホルモンバランスが変化します。
ホルモンバランスが変わることによって体調を崩される人も多いですが、その変化は歯周病菌等の細菌にも住みやすい環境になるケースがあります。
ストレス
歯周病は歯周病菌によって、歯の周りの歯周組織が侵されていきます。
歯周病初期の歯茎の炎症は、身体の免疫組織が歯周病菌と戦うことによって起こっています。
ストレスによって身体の免疫力が落ちると、歯周病が発症・進行することになります。
>歯周病にはストレスが大敵!その理由|神戸歯周病治療センター
遺伝的要因
歯周病は細菌である歯周病菌によって引き起こされる病気です。
ですから、歯周病そのものを遺伝で受け継ぐことはありません。
ですが、生まれつき風邪に強い弱いがあるように、最近に対する免疫力が強い弱いという体質はあります。
薬剤の副作用
抗てんかん薬、高血圧の薬、免疫抑制の薬には歯茎を肥大させる副作用のある薬があります。
歯周病そのものを発症させるわけではありませんが、歯周病の発症・進行を強力に進めることもありますので注意が必要ですが、主治医と相談することで薬の種類を変更が可能な場合もあります。
家族間の感染
歯周病菌そのものがうつるかどうかと言われれば、食器の共用等で唾液を介してうつります。
ですが、例えば、風邪の菌をもらって風邪になるかどうかはその人の体調にもよります。
つまり、注意は必要ですが過度に恐れる心配は無く、またしっかりとお口内の清掃を欠かさなければ心配はありません。
ただし、幼児等の場合は免疫力も弱いため注意してください。
>歯周病がうつる?家族間感染のリスクはどれくらい?|神戸歯周病治療センター
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